札幌市児童相談所
谷 雄一 先生
児童相談所の役割と児童虐待の種別(身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待)について具体的事例を入れながら話していただきました。また札幌市の虐待認定対応件数は年々増加傾向にあり、なかでも心理的虐待が増えている要因は、子どもがいる家庭で配偶者による暴力(前面DV)は、警察が通報を受けると児童相談所に通告することになっており、現在、虐待件数の約半数を占めていた。さらに、虐待を受けている子どもの年齢は就学前(0~6歳)が約4割強を占めており早期の虐待予防活動の必要性を学びました。
予防活動の一つに、「虐待のない社会の実現に向けて」と題しているオレンジリボンの啓発活動に保育を目指す学生は自分たちの仕事に深く関わることとして関心をもって聞いていました。児童虐待の相談・助言の中核となる児童相談所の講和を直接聞く機会を与えられ、学生から一時保護や通告等について沢山の質問があり好評でした。